日和日誌|日和(ひより) -器・生活道具-

石川昌浩さんのガラス入荷しました
      

ここ数日お休みを頂きましてご迷惑をお掛けしました。
体調を崩しており、ようやく復活しましたので明日から通常
営業となりますのでよろしくお願いいたします。
*28(日)お休みです。

さてお知らせが遅くなりましたが、ひさしぶりに石川さんから
ガラスが沢山届きました!!!
網目ワイングラスも展示会以来の入荷です。

荷解きをしてガラスをずら〜っと並べていると、うっすらと黄色み
がかったガラスのユラユラとした歪み、壁に写しだされる影が
とっても素敵でワクワクしてしまいます。

私が特に大好きな八角コップや、六角の(小)サイズも届いて
おります!
ご家族みんなに合ったコップのサイズが揃っておりますので
ぜひご覧くださいませ。
ワイングラスは既に残り少なくなっております。
気になる方はお早めにどうぞ!

オンラインも追加でアップしております・・・




八角コップ


コップ(小) ・ 網目片口(大)
石川昌浩 | 2016.02.24 Wednesday 17:13 | - | -
石川硝子工藝舎へ

8月が終わり、あっという間に9月半ばになりました。
早いものですね〜。夏が終わると今年もあと数カ月か・・・。ついつい数えてしまいます。

8月の後半、岡山にあります石川昌浩さんの工房へ伺ってきました。
石川さんの硝子は、日和のオープン直後から取り扱いさせて頂いております。
石川さんに電話口で、「8月はものすごく暑いですよ〜」と言われ、覚悟して工房へ行きましたが、
その日は強風が吹いていた為、思ったより涼しく感じられました。
風があるといっても、1100度ほどの炉の前で作業している石川さんは、大量の汗を流し、
常に水分補給をされておりました。
また、皮肉なことに、風が吹き涼しいから作業しやすいかと思いきや、繊細な作りのものは、
製作過程の中割れてしまうそうです・・・。私が見学している間も何度か、ぱりーん!!と
音立てて割れてしまっていました。

ガラスの塊が徐々に美しい形へ変化していくのを見て、うっとり・・・。





師である倉敷ガラスの小谷真三先生が書かれた「石川硝子工藝舎」の文字。




溶解炉からガラスの種を取り出します。炉の温度は約1100度。
夏場は相当過酷な作業です。




硝子はすぐに固まってしまう為、形作りをして、また炉の中で熱し、また形作り・・・。
この作業を何度も行い、器が完成していきます。




展示会限定で作られる色ガラス。今年はぶどう色のようです。




竿に少量の硝子を巻き付け、底となる箇所にくっつけます。この時底の部分に出来る
のがポンテ跡と言われています。作り手によって様々ですが、石川さんはこのポンテ跡
を残しております。
その後、縁部分などを処理し形作りをします。
急激に温度が下がると破損してしまう為、500度に保たれた冷却室に保管し1日かけて
冷まします。




使い込まれた道具達の佇まいは美しいです。




石川さんはご自身の思いを、言葉にしてきちんと伝えて下さいますので、お話を聞くたびに
身の引き締まる思いと、配り手としての役割を改めて考えさせられます。
11月の石川さん・十郎さんの2人展。どのような器が届くか、今から楽しみでなりません!

左隅っこの小さな文字、「ありがとうの心をつたえる」という息子さんが書いた紙が貼ら
れています。石川さんの家族とのあり方が伝わってきますね。

お忙しい中、いろいろとお付き合い下さった石川さんに感謝しております。
また、「くらしのギャラリー」仁科さん、石川さんの奥様にもお世話になりました。
みなさん、ありがとうございました。


石川昌浩 | 2012.09.14 Friday 14:57 | - | -
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